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医師の老後を支える年金制度

2024年3月29日公開

医師年金の特徴

目次

老後の生活を支えてくれる年金は、誰にとっても気になるところです。

一生働いて安定した収入が得られるのであれば良いのですが、そんな保証はありません。

一般的に言えば、医師という職業は収入も高く、自身が望んで元気でいればサラリーマンよりも長く働いて収入を得ることは可能です。

ですが、そうは言っても一定の年齢になった時には、安定した年金という収入減があることで安心した老後生活が送れることは間違いないでしょう。

 

日本の年金制度について

日本の年金が3階建て構造となっていることは、もう皆さんよくご存じのことと思います。

  • 1階部分が20才以上の国民全員が加入する国民年金
  • 2階部分は法人や国・地方公共団体の事業所、常時5人以上の従業員が働いている個人事業所で働く人が加入する厚生年金
  • 3階部分は企業や団体が独自に運営する企業年金など、ですね。

 

年金のベースとなる「国民年金」は20才~60才までの40年間(480カ月)の加入で満額の795,000円(2023年度)が一生涯受け取れます。長生きするほどお得です。

ただ、払っていない期間があるとその分が減額されてしまいます。

先生方の中には、学生時代に「学生納付特例制度」を利用された方もいらっしゃるかもしれません。学生納付特例の期間は年金の受給資格期間として計算されますが、年金額には反映されません。

ですが、後から納付(追納)することにより、老齢基礎年金の年金額を増やすことができます。また、社会保険料控除により、所得税・住民税が軽減されますので、余裕が出来た時には追納をされることをお勧めします。追納できるのは10年間という期限がありますので、お早めに。

 

2階建て部分の厚生年金は、働き方によって加入できる、出来ないが変わります。

勤務医として働く先生は、勤務先で厚生年金に加入することになりますが、勤務先や働き方が頻繁に変わる可能性のある医師は、いったい自分の年金がいくら貰えるのか、キャリアを積めば積むほどわからなくなっていく、という事が言えると思います。

また、老齢厚生年金は国民年金の老齢基礎年金に上乗せされるものですので、厚生年金に加入しない個人開業医の先生は、勤務医と比べると将来の年金はだいぶ心もとないものとなってしまいます

 

公的年金は老後を支えてくれる大事なものですが、それだけに頼っていては現役時代のような豊かな生活は望めません。

公的年金では足りない部分をカバーするための、医師の年金制度や私的年金の制度など、早いうちから、自分のための年金を備えていく事が非常に大切です。

 

医師年金について

医師のための年金制度と言えば、日本医師会の「医師年金」でしょう。

医師という職業は、キャリア形成において一般的な職業の人とは大きく違い、様々な選択肢があります。基礎研修期間を終えて、病院で勤務医として働く先生もいれば、海外留学や研究にすすむ先生もいます。開業して個人事業主になる先生も出てきます。

その期間、厚生年金加入者になったり、国民年金加入者になったり、うっかり払い忘れがあったり、未加入期間があったり、と将来の公的年金を満足に受給できるかどうかわからないという先生も多い事でしょう。

 

医師年金はそんな医師の流動的なキャリア形成による公的年金の不足部分を埋めるため、日本医師会が発足させた、日本医師会会員のための制度です。

日本医師会の会員で、満64歳6か月未満の方が加入できます

 

保険料は加入者全員が支払う基本年金保険料と希望者が追加で支払う加算年金保険料の2つに分かれています。

基本年金保険料は1カ月12,000円で、65歳まで支払います。

1年間まとめて払う年払いだと138,000円、加入時年齢から65歳までの分を一括払いで払い込む方法も選べて、まとめて払うことにより保険料は割安になります。

自分で積み立てた分を将来自分で受け取る、自分用の積立て年金です。

 

基本の年金は払った保険料の総額に応じて、65歳から「15年保証期間付き終身年金」として受給します。

保証期間中の15年間は年金を受け取っている人が途中で亡くなった場合でも、ご遺族に残りの年数分の年金が支払われます。これが「15年保証期間付き」の意味合いです。

15年の保証期間が過ぎた後は亡くなるまでずっと、毎月決まったお金が振り込まれますので、長生きすればするほどお得になっていきます

基本の年金だけでは足りない、もっと年金額を増やしたいという場合には、加算年金保険料を積立てます。これは毎月払いは1口6,000円から、また随時払いでは10万円単位で何口でも積み立てることが可能です。

 

医師年金のデメリットと対策

そんな制度ですが、実はデメリットもあります。

民間の生命保険会社の年金保険は、年末調整や確定申告の際に、生命保険料控除の中の「年金保険料控除」を最高で4万円使うことが出来て、節税にもなるのですが、残念ながら医師年金はこれが使えません。

ここにデメリットを感じる先生は少なくないようです。

一時は多くの先生が加入していた医師年金ですが、現在は制度加入者が約40000人、うち保険料を支払っている加入者よりも年金受給者が上回っているようです。

加入者が増えないと、制度の維持にも影響が出てくる可能性もあるでしょう。

低金利の影響を受けた予定利率の低下(現在は1.5%)もあり、増やして受け取るというよりも、銀行に預けておくよりは良いという考え方で選ぶ、また他の対策を行った上での更に上乗せという視点で加入を検討されても良いかもしれません。

 

医師年金は医師の公的年金に対する不安に寄り添う制度ですが、iDeCoやNISAなど税制面でも優遇される制度が増えてきたことが、加入者の減少に繋がっているのかもしれませんね。

それぞれのメリットを最大限に生かした方法の組み合わせで、効果的にご自身の目標の老後資金を貯めていきたいものです。

 

老後資金のポートフォリオ(iDeCo、NISA、つみたてNISA、投資信託、年金保険等)作成のご相談も随時お受けてしております。

どうぞお気軽にご相談ください。

 
 
 

執筆者情報

後藤 淳子

株式会社Watrayコンサルティング 専務取締役

資格:AFP/証券外務員2種/DCプランナー2級
2009年 AIGエジソン生命保険株式会社
2016年 株式会社Watrayコンサルティング 専務取締役
2018年 一般社団法人日本未来設計研究所 代表理事

実績:AIGエジソン生命保険株式会社在籍時には、MDRTや社長杯など業界および社内表彰多数。

NISA、iDeCo、つみたて投資、企業型DCなどライフプランに軸にした金融商品全般のご相談をお請けしています。

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