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投資信託の落とし穴

2024年3月10日公開

a man who loses money continuosly

目次

   投資信託の商品選択にて毎月分配金型を選んだことで1,100万円が150万円に...

   毎月分配金に対する誤解が元本割れの原因。またNISA制度の理解不足で十分活用できておらず。

   契約時にはメリット/デメリットを十分に理解すること・年1回はアフターフォローを受けること

2024年から新NISAがスタートして日本全体がNISA一色になっています。
最近特に各金融機関がこぞってCMで集客をしていて、国民はNISAブームに乗り遅れないように「早く始めないといけない」という焦りの心理状態に陥ってしまう。
ただ、先生の目標や目的に合わない投資信託を選んでしまうケースも多いので注意が必要です。

実際にあった投資信託での運用による元本激減ケース

先日、開院3年目を迎えた整形外科の先生からクリニックの売上も軌道に乗ってきたので、そろそろ将来に向けた資産運用のことでどうしたら良いか相談にのってもらいたいと連絡をいただきました。

院長先生は51歳、奥様48歳でお子様が3人いるご家庭でした。

色々とヒアリングしていくと、奥様から現在NISAをやられているとのことでした。勤務医時代にコツコツ貯めたお金と親からの結婚資金の援助を合わせた1,100万円を約8年前から投資信託で運用を始めました。

定期預金に入れていた1,100万円を、とある銀行からNISAのメリットについて説明を受け、勧められるがまま投資信託を購入しました。

3人のお子さんに学費が掛かかることを相談すると、分配金を受け取ることができ、毎月の学費をカバーできるとの説明で商品を案内されたとのことです。

分配金もNISA口座で受け取るため、非課税で受け取ることができる。

しかも3人の学費もカバーできるなんて、その時はとても魅力的な提案だったのです。

そして投資信託を購入した後は、毎月分配金を受け取り、その分を学費に当てていたのですが、少しずつ分配金が減っていったそうです。

銀行に問い合わせてみると当然あると思っていた資産1,100万円が150万円まで目減りしていることを告げられたました。

愕然とした奥様は、当初契約したときの担当者に連絡するも既に異動しておらず、銀行からは「毎月分配金を払う商品なので」の説明しかありません。

まだまだ大学卒業まで学費が掛かるうえ、ご主人にどう説明すれば良いか当時は悩まれたそうです。

投資信託の商品理解とNISA制度の理解の重要性

金額は様々ですが、このようなケースはよくあることです。

資産が激減したのは、毎月分配型の商品を選択してしまったことが原因です。

毎月分配型の商品は、投資信託で運用した利益を分配金で出す普通分配金と、運用益が出ないときは、元本を取り崩して受け取る特別分配金の受け取りの仕組みなのです。

奥様が毎月投資信託の利益だと思って出ていた分配金は、資産元本からも取り崩して受け取っていたものも含まれていたのです。

ただ、今まで受け取った分配金の総額と現在の資産を合計すると約13%増えている計算でした。現在の資産は減りましたが実際は資産がプラスになっていたことを考えることにより、当初の選択は仕方ないと自分を納得させる理由にするしかありません。

このように元本を取り崩して分配金を受け取る投資信託と、元本を取り崩すことなく分配金を受け取れる商品があることを知っておく必要があります。

また、このときのNISAの年間投資上限枠は120万円で、5年間で最大600万円までしか投資することができない制度です。

奥様は1,100万円を同じ年に一括で投資しているので、1,100万円の内120万円分しかNISA枠を使えていない状況だったのです。

【重要】契約時にきちんと内容の理解をすること・定期的にアフターフォローを受けること

このような契約の原因は、

  1. 契約時の理解が不十分であったこと
  2. アフターフォローがまったくなされていなかったこと

この二点が大きな原因だと思われます。

NISAは国の制度という安心感から聞く耳を持ち始め、良いことばかり言われると自分の都合のよいことばかりが頭の中を駆け巡り、そして頭の中はメリット一色になってしまう。さらにメリットだけの記憶が残る。

これは金融商品以外でも良くあることではないでしょうか。

銀行員がどのように説明をしたかわかりませんが、メリットとデメリットをしっかり把握して購入することが大切です。

そして、最低一年に一回はアフターフォローを受けていただくことです。

商品の確認と現状の把握、更に購入した商品がご自身やご家族のライフプランにあった商品かどうかを再確認していくことが非常に重要なことなのです。

アフターフォローを受けていれば、このようなケースは起こり得なかったと思います。

       
 

執筆者情報

平野 慎二

株式会社Watrayコンサルティング代表取締役平野慎二

株式会社Watrayコンサルティング 代表取締役

資格:AFP/証券外務員2種
1991年 ジブラルタ生命保険株式会社入社
2016年 株式会社Watrayコンサルティング創業
2018年 一般社団法人日本未来設計研究所創業参画

実績:ジブラルタ生命(旧セゾン生命)に入社の翌年、当時最年少で社長賞受賞。入社3年で年収1000万円達成。1993年から10年連続社長杯を受賞するトップ営業マンとなる。入社から25年間、現場、マネージャー職を経験。その後独立してWatrayコンサルティングを創業。

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